電車で地下に潜るまで、江戸川、荒川、中川、隅田川などの川を渡る。この通勤風景が観れるのもあと１０日。感傷はないが、何故か川の風景は好きである。ゴチャゴチャの街並みから、急に空間が開け開放感を感じるからだろうか。山田洋次監督のふーてんの寅さんでロケに使ったのも分かるような気がする。水のある風景、湖、沼、川、池、海・・・。
海は母性で何もかも受け入れる感じがし自分には荷が重い。池、沼、湖はなんだか淀んでいそうで好きになれない。川あたりが常に流れていて健気な感じがして自分の好みにあう。ハンドルネームもそういえば「せせらぎ」にしたんだっけ。水はどこまでも女性的。深い井戸ほど出た水は綺麗。そんなことを思いながら今日も職場へ向かう。