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朝8時仙台を出発する頃は雨だった。山形自動車道では雷も鳴っていたが、寒河江ICを出る頃には雨も上がり後に太陽の勢いも増した。

先月の続き、17番札所長登寺からスタート。その名の通り長い坂がいきなり現れた。

レンタカーのバスに27名乗り、一月ぶりの再会する人も多い。凄腕運転手Sさんが巧みにバスを操り、一休さんが人間カーナビを勤め次々に回っていく。

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全員が前回金札、銀札をGETしているので、少しのんびりムード。

バスの中で次の巡礼先用に白札に日付と名前を書く。実現したい夢を脳みそに描き「為」の字の下に単語を書いた。

まだ我は強いのだろう。自他の区別なく他の為に尽くしたいなどの境地には遠いが、色んな人に感謝しながら回った。

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どこの神社もお堂の中は、無数の札が貼ってあった。昨年自分で貼った札が落ちずにあり、それを見つけた人もいた。

皆、参拝の動機は違うだろうが、各人各様の願いを音(声)に観(だ)して手を合わせていた。

平日で今回も会社を休んでの参加だが、休日出勤、早朝残業などで仕事の滞留が起きないようにしてきた。

ロハスな生活が流行っているせいか、会社の女の子たちも好意的。

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気が付いたら残り数箇所を残すのみ。

番外編の馬頭観音では、動物霊を追い払うということで、お互いの背中をバシバシと叩き会うのが、ひどく痛いが奇妙な感じで楽しい。

動物霊がつくと金のかかることが起きるという。その霊を追い出すのだという。

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長崎出身でカトリック信者の小生がこんなことをしているのか、数年前では信じがたいが。

仏教やキリスト教が他国から入ってきても上手に受け入れる日本人の気質が、昔からのシャーマニズム、自然を愛し、木々や山や川の神様に感謝し、何度も生まれ変わり、魂の修行をしていくスピリチュアルなスタイルが古代人から流れていたんだと考えられるようになったからだと思う。

穏やかな時間と空気が一日流れて、初めての観音参りは終了した。