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(←会社からみた秋空)

約140年前、それから70年間は仙台は軍隊の街だったそうだ。

藩政の城下町に、東北鎮台が出来、やがて帝国陸軍の第2師団が設置された。
明治の時代、日本には4つの鎮台という軍の基地があり、それは東京、東北、大阪、鎮西(九州)にあった。
第2師団の”第2”の表現が意味するところは、東京についで重要な位置づけということになるとのこと。

日露関係のせいだろうが、「東北」は風水的鬼門?  満州事変も第2師団が興し、日清戦争、ガダルカナル戦の主力部隊も第2師団だったという。

昭和20年の仙台空襲、敗戦で壊滅するまで軍都として栄えた仙台。

仙台は今は洗練された街の面影が強いが、おしゃれな戦国武将の伊達正宗の両面を体現してきたような街。国の施策とはいえ、長く中央集権に組みしなかった東北人の気質が似合う街の歴史だと思った。