32140dd6.jpg
朝、通勤途中、会社の近くにある公園に寄った。

少し木々の間にいたい気がしたから。

タバコを取り出し、一服しかけると、少女の像があった。

千羽鶴がかけられ、脇には、まだ新しいマスカットがおいてあった。

今朝、そなえたのだろうか。

どこか遠い記憶の中にこれと似たものを見た感じたのか、違和感はなかった。

杜の都仙台では、けやき通りにブロンズ像があちこち置いてあるが、それとは違う気がした。

像の周りをみると、「宮城県被爆者の会」と彫ってある板岩があった。

広島、長崎、両方の会らしい。

長崎の原爆記念像の回りも千羽鶴が何千も飾ってあった。

母も被爆したとき、この子ぐらいだった。

この悲劇の意味は大きい。