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平成13年より開始し、第9回を迎える今回は「身近な暮らしから考える地球温暖化防止」をメインテーマで、主催FEEL Sendai(杜の都の市民環境教育・学習推進会議) 共催 仙台市、仙台市教育委員会のイベントがメディアテークでありました。

今年の6月から参加している「四ツ谷用水を街並みに!市民の会」も参加しているので、当日スタッフとしてお手伝いにいきました。

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いろんな団体が、体験型ブースで、各種各様の立場から環境問題にアプローチしていました。

四ツ谷用水(東京の四谷ではなく、広瀬川から取水の地が四つの谷を通っていたから、四つの家があったからなどの説が)とは・・・。

外様大名だった伊達政宗は、江戸幕府との友好な関係を構築する為、また藩民の繁栄の為、米作りに尽力しました。

その為、49キロの貞山堀(宮城県南部の現名取市から、岩手県一関市までの米の集積のための運河)、東松島の品井沼の干拓(東京ドームの300個分)、延べ42キロの四ツ谷用水(広瀬川から水を引き入れ、城下に縦横に流れる用水路)を作りました。

これにより、江戸で流通する米の3分の1、多い時で3分の2を仙台藩で生産したといわれています。

これらの藩政時代の偉大な土功遺産は、400年余りも重要な役割をしたにも係らず、時の流れの中で忘れ去られ、地元の人でも、これらの事も余りしられなくなりました。

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特に四ツ谷用水は、市内を縦横に流れ、炊事洗濯用水、消火用水、産業、農業用水、水車用水など多くの役割を果たし、上下水道の礎となり、仙台市民にはなくてはならないものでした。

今また、都市と潤いのある水辺環境が見直され、また、阪神淡路大震災以降、都市部の防災としての水環境の必要性も認識されてきました。

「環境と防災のテキスト」四ツ谷用水を改めて知ってもらえたらと思います。

転勤族で、通りすがりの街ですが、少しでもお役に立てたらと、参加しています。