宮島へは行楽ではなく、実は、この本を入手しに行ったのでした。
世話になった歴史好きの知人に、
来年はNHK大河ドラマは「平清盛」でもあるし、
何か良い本はないかと探していたところ
この本が、西広島タイムズに紹介されていて、
島内で、先行限定販売中。
フェリーを降り、すぐに、販売しているところを尋ねたところ、
なんと、作家ご本人だった。
いつもは、事務所のほうにいらっしゃるとか。
本当に、ラッキーでした。
宮島の歴史のほか、自らの思い出を通じて、小路の当時の雰囲気が伝わってくる。
郷土、先人への思いというか、伝わってくる色みたいなものが、
仙台で、参加していた「語り継ぐ四ツ谷用水(伊達政宗が残したもの)」に似ていた。
絶対に伝えないといけないとして、
「宮島から視えたきのこ雲」は、
原爆投下の当時の伝聞記録、詩も掲載されている。
宮島と台風の事も書かれてあり、
平成3年、宮島で風速46.2mを記録した台風19号、
平成17年、土石流を起こした台風14号。
自然の威力には到底及ばないが、
人には偉大な知恵と工夫と、そして心がある、と。
遠い昔からの災害を忘れない厳島神社の造り方のコンセプト、
そのものみたいなものを感じました。
船附様、写真まで、ご一緒に撮っていただき、
ありがとうございました!
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