Scan10003

宮島へは行楽ではなく、実は、この本を入手しに行ったのでした。

世話になった歴史好きの知人に、

来年はNHK大河ドラマは「平清盛」でもあるし、

何か良い本はないかと探していたところ

この本が、西広島タイムズに紹介されていて、

島内で、先行限定販売中。

フェリーを降り、すぐに、販売しているところを尋ねたところ、

なんと、作家ご本人だった。

いつもは、事務所のほうにいらっしゃるとか。

本当に、ラッキーでした。

 087

宮島の歴史のほか、自らの思い出を通じて、小路の当時の雰囲気が伝わってくる。

郷土、先人への思いというか、伝わってくる色みたいなものが、

仙台で、参加していた「語り継ぐ四ツ谷用水(伊達政宗が残したもの)」に似ていた。

絶対に伝えないといけないとして、

「宮島から視えたきのこ雲」は、

原爆投下の当時の伝聞記録、詩も掲載されている。

宮島と台風の事も書かれてあり、

平成3年、宮島で風速46.2mを記録した台風19号、

平成17年、土石流を起こした台風14号。

自然の威力には到底及ばないが、

人には偉大な知恵と工夫と、そして心がある、と。

遠い昔からの災害を忘れない厳島神社の造り方のコンセプト、

そのものみたいなものを感じました。

船附様、写真まで、ご一緒に撮っていただき、

ありがとうございました!