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太陽が、ちょっと変。

らしいのです。

近く、日米欧の太陽観測期間が共同記者会見を開き

発表するそうです。

08年から09年にかけて、黒点が1個もない時があったそうです。

あの頃、太陽の勢いが気になり、

しょっちゅう、携帯カメラで、私も

太陽を撮影していました。

06年にJAXAの「ひので(太陽観測衛星)」プロジェクトがスタート。

この手の分野では。NASAに20年遅れだったが、

この衛星は、超優れもので、磁力線、磁場を「見える化」

してくれる超優れもの。

これまでは目の悪い人が眼鏡なしで観測していたようなものだとか。

この「ひので」君は、すっきり、はっきり、くっきりと

それをやってのける。

太陽はエネルギーの塊。それは磁力線で観測できるそうです。

ゴム糸に例えると、それを伸縮させるとエネルギーが発生するようなものと。

打ち上げられてから、大発見の連続で

5年間で、520件の論文を22カ国の学者が出すほどのハイペース!

黒点の正体もわかってきた。

それは、内部から外部に飛び出した、太陽の中でも

ひときわ強大な磁場の柱。

磁力線は見えないから、断面が黒くみえてた。

地球の表面の磁場の数千倍。

その黒点が、なくなった?

太陽内部で何が・・・。

ガリレオ以来、400年も黒点は観測されてきた。とのこと。

11年周期で、黒点は、増えたり、減ったりするそうです。

その周期が12.6年に、伸びているとのこと。

200年、400年前、そんな事があり、ロンドンのテムズ川が凍ったそうです。

それ以上におかしいのが、同じ周期で反転していた磁極。

南(+)極→北(-)極の2重極構造から、

(+)が北極にもでき、(-)極も中緯度にできた4極構造に。

太陽の磁場が弱まっているとのこと。

磁力が押さえていた宇宙線が、地球に降り注ぐことに。

このまま、太陽の活動が低下し、小氷河期が来るのかは

まだ、判断できないとのこと。

これまで経験した小氷河期には、気象以上が頻発し、厳冬のほかに

夏の熱波も。嵐、日照り、「歴史を変えた気候大変動」という

本も当時出たそうです。

(文芸春秋5月号 立花 隆さんの随筆より。)

地球温暖化が続くのか、小氷河期がくるのか

・・・でも、どんな環境でも、心の中は

穏やかでいたいですね(笑)