
4歳〜6歳の頃、同性の親との関係で、傷ができる。
父は厳しかった。何かにつけしつけで、
泣きじゃくる幼い私の両足にお灸をすえ出す。
ご飯を与えない。
五島の隠れキリシタン の里の出身で、
子供には、難解すぎる祈りの本や、
公共要理というカトリックの教えが書いてある本を
解説することもなく読ませ、何時間も冷たく、
暗い教会の聖堂に座らせた。
…傷ができ、無理やり有能で完全であろうとする。
自分の個性は、ブロックされる。
ブルボー女史の本に紹介されている「性格」には、
いくつも該当するものが、並べてあった。
本来は、感じやすい心を表に出さないようにする。
また、冷たい人間と思われることを恐れる。
ストイックなスタイルを好むのも、仮面の一つだろうか。
この傷を治すのも、逆のプロセスをたどり、
自分も人も、そのまま受け入れながら、許しながら、
本来の自分にたどり着かせる。
ブルボー女史の傷の分類には、この他に、
「裏切りの傷→操作する人の仮面」、
「侮辱による傷→マゾヒストの仮面」があるが、
少なからずあるのかもしれないが、
ブログに書いてきた、この3つの傷が、私の場合、主なものかもしれない。
重症は、拒絶による傷だと思われるが、
最後にできた、この不正による傷から、
遡りながら、治していこうと思う。

仮面(傷つかない為に作り出した、今迄、自分自身と思っていたエゴ)を外し、
本来の自分を探し出し、それが成長することに、
向き合っていきたいと思います。
…随分、時間をかけて読むことになった本ですが、
「一冊の本との出会い、人との出会いが、人生を変える」
そんな読書普及協会の理念にピッタリくる本でした。

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