
金曜から、仙台に。

久しぶりに、津波で流されたアルバムの洗浄を行い、
持主等に返す運動をしている、「おもいでかえる」という
ボランティアに参加。

届けられたアルバムは、洗浄され、カビを取り、
写真の順番を変えないように、
写真用のファイルに 入れてあるのだが、
劣化は進んでいく。
色んな写真の復元技術で再生していくが、
絵の具を混ぜたように
写っているものが判別できないものも多い。
旅行、結婚式、卒業式、葬式、法事…
どこの家にもある、昭和からの懐かしい思い出が
親近感と共に、目に入ってくる。
他人の家庭に土足で踏み込むような罪悪感はない。
同じ時代、感情を共有している身近さがある。
データ取り込みのためのナンバリングを手伝った。
ナンバリングの方法を変えたので、
全部やり直しているようだ。
写真は、500番台。
500番目に宮城で見つかったもの。
気が遠くなる作業を、あの日以来、続けている。
そうやって直し、展示会を開催しても、
思い出すのが辛いと、
まだまだ足を運べない被災者も多い。
1日やっていると、慣れないせいか、両手の指を攣った。
写真を傷つけないようにと、逆に指に力を入れ、動きを小さくしたせいだろう。
おもいでかえるのホームページにある
代表者の挨拶に、心が反応してしまいます。
http://www.omoide-kaeru.com/index.php?ご挨拶
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