
在職中に、将来の本拠地に居を構え、
住宅ローンを完済し、定年後はそこで過ごす、
というのが、一般的な人生設計という流れに沿い、
ここまできたが、果たして。
自宅のポストには、家の無料査定のチラシが頻繁に入る時代に。
上記の流れは、多くの人が、ここで留まるのはまずい、
更にその先に進むべきと感じているのだろうか。
不動産は、もはや流動的に生活していく子供にとって財産ではなく、
面倒をかける負の遺産になりかねない。
故郷に残っている親が残した土地がまさにそうだ。
売れるような土地ではなく、税金と管理だけが残っている。
また、今後、70歳、80歳・・・と年齢を重ねると
歩いて数分以内に、スーパー、駅、病院などがあるコンパクトシティは
魅力的だ。残り10年を切ると、入院生活、介護施設での生活に
なるかもしれない。
更に最近は、地震、台風等に対する防災力のある居場所は魅力が増す。
こうしたところに、築30年ぐらいの中古マンションを買っても
リセールするころには、築50年、貸すにしても
リフォームや税金の費用は掛かる。
この先、賃貸マンション生活で、家賃を払い続ける生活に
舵を切ることを真剣に考えないといけないのかも。
但し、貸し手側も入居者に一定の収入があることを求める。
そういった点では先延ばしせずにはできないだろう。
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