昨年の8月、お盆休みに、2回目のワクチン接種と、暫く間が空いた人間ドックを受診した。
月曜日を定休日としている自営業、2021年8月16日(月)は、いつもの病院が夏季休暇だったので、近くの別の病院にした。


問診の際に、前立腺が肥大しているようなので、再検査になった。肛門に指を入れられるのは2回目。
1、2年前にも受けて特に異常はなかったのだが。

たまたま、月曜の午後は、泌尿器科の診察日時になっている。

次の月曜23日に再度受診し、改めて専門医の触診と1週間前の血液が残っていたので、腫瘍マーカー(PSA)も調べることに。また、次の月曜に、超音波検査することになった。
PSAは4未満が正常範囲。高くなるほど、前立腺がんである確率が高い。


30日15時から検査室の診察台に横になって待っていたが、15分過ぎてもなかなか医師は来ない。
これまでも、いろんな検査をしてきたが、「異常なし」、「特に治療の必要なし」で終わっていた。
今回もそうなるであろうと思っていた。

20分遅れて入ってきた医師が最初に口にしたのは、「今日は、ご家族の方は一緒にいらしてますか?」
だった。
なに!これはやばいな。と感じた。

「42ですね。これだけ高いとおそらく前立腺がん」だと。人生変わったと即、感じた。
この言葉を聞く前の世界にはもう戻れないんだ、と。
3.11の時、仙台で感じたような思いだった。

2人に1人が癌になるとよく聞くので、信じられないっていう気は起らなかった。

東大病院から来ていた先生なので、精密検査するならそこがいいよと。
生検は9月末ごろ、確定診断後の手術は12月末から1月かな。
今は、全国的にロボット支援手術なんですよ、と。

待合室にもどると看護師が来て「必ず、すぐに、予約をしてくださいね」と念を押された。

次の月曜日9月6日に予約が取れた。

移動スーパーを始めた2年間は定休日は日曜だけだったが、健康を心配する妻の強い勧めで月曜日を定休日した。今回はそれが大いに助かっている。

コロナ禍で、受診を控え、病気が発見される機会が減る傾向にあるなか、これはこれで良かったのかな
、それとも何もしらないまま、その時を迎える方が・・・。

PS:この記事は2022年2月に書いている。
先の記事にも書いたが、専門家ではないので、誰かの参考になればという思いはない。
ただ、自分もそうだったが、等身大の人がどのように感じ、どのように判断していったかは、関心があった。
また、忘れやすい自分に対し、記録を残せたらと思う。