一週間が終わり、声をかけたかった営業の課長がまだ戻りそうも無いので一人いつもの”おでん屋庄ちゃん”へ。
今夜は、ギターを弾く客が二人!?。何でもありの店だな。弦をペグに無造作に巻きつけ、カントリーグリップで飾り気無くギターを弾いている。
でもよく見ると、Morrisのギターに、アコースティックな音を電気信号に変えるセンサーを付けRolandのアンプからエレキギターのように音を流している。
只者ではないなあと直ぐに打ち解け盛り上がる。工務店を経営しているが、日本で唯一ラムサール条約で指定され野鳥の宝庫といわれる伊豆沼近くの出身。小さい頃から鳥に魅せられ、巣箱を作っている。
その巣箱は、無料でもいいし、1000円で購入すると年間3万人もの自殺者を救うための「命の電話」に寄付される。
全国各地に口コミで何千個も広がり、皇居にも置いてくれている。こちらは杉の皮を張って皇室仕様。穴の大きさ、軒の長さ、中の広さなど、様々な工夫で、小鳥のメスが気に入るように作られている。
やはり人間と同じで、メスが巣を気に入らないと小鳥は入ってくれないのだそうだ。庭などに置いていると100%小鳥が入ってくれる優れもの。
全国から子供たちが「小鳥が巣を作った!」「手のひらから餌を食べた!」、おじいさんたちからは「孫が来るようになった!」などと楽しい葉書が届くそうだ。
自然と実際に触れ合ってもらいたいとはじめたとのこと。
自然と人の命を尊ぶ、目が少年のように純真なこのお二人に感動して面白い小鳥の話で酒が進んだ夜だった。
伊豆沼は、仙台市より北に車で40分。日本に来る渡り鳥30万羽の約8割がここに集まるらしい。見ごろは11月。今の時期はハスがきれいとのこと。
今度是非行ってみようと思う。
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