陶芸、ジム、ついてる神社、いつもの日曜日に戻り、乾かない洗濯物を取り込んで、早めの晩飯を食べたらそのまま寝てしまった。
目が覚めて、ぼんやりとNHKの「功名が辻」を見た後、チャンネルをそのままにしていたら「ワーキングプア」の取材番組を流していた。
下流階級、貧困層。社会の二極化。崩れる中流意識。ほとんどが東北の人の取材だった。生まれ故郷の長崎もシャッター街が多いというヒルズな都会と地方の格差。
真面目に生きている人なのに、働いても貧しい。三國連太郎の「息子」(リンク)を思い出した。
東北から出稼ぎに出ている次男(長瀬 正敏)を父(三國連太郎)がたずねる。その次男のワーキングプアの生活。長男(都会暮らしの会社員)の家に泊めてもらい、そのやり取りの中で新しい経済の中で崩壊していく家族制度を描いていた。
今はその都会暮らしの会社員にもワーキングプアが増えている。
映画では最後に、三國連太郎が腰までの雪をまたぎながら故郷の家に帰っていく。その故郷の家までも、今は捨てざるを得ない状況を番組は伝えていた。
暗いことを暗く伝え、見ている人を暗くさせる番組に、さすがプロだねと思いながら、これから先30年を明るく生きている自分をイメージした。
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