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翌朝、宿を後にして、旭川の斉藤牧場に皆で、行ってきました。

斉藤牧場の斉藤昌さんは、以前、テレビでみて、こんな凄い人がいるのかと

感銘を受けた人です。

牧場に近づくと、林の中央に、腰の曲がった老人が、スーッと移動しているのが見えました。(写真 中央)


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もう、80歳なのですが、研修等につくころには、車よりも早く、既に着いていて、皆を出迎え、テレビ取材された番組などを見ながら、19歳で入植してから以降、岩だらけの土地で苦労した事や、牛たちに全て任せて、自然の中で、生かされている気持ちで、酪農をやり直した頃から全てうまくいき出したお話等、興味深く聴きました。

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今年は、寒いので、まだ、放牧ははじまっておらず、
読書普及協会のメンバー、約30人で、日本庭園のような敷地内を歩きました。


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自然の中に、仲間にいれてもらう。

山には、何もないと思っていたが、なんでもあった。

勘違いしていたkら、苦労していた。

知識をつけると、原点を忘れ、感性が鈍る。

高学歴は、勘を鈍らせ、大きな流れに乗せられてしまう。

自分の生き方ができなくなって、そんなことも気づかない人間になってしまう。

70ヘクタールに70頭。

牛は、放っておくだけで、山を開く。

任せておいたら、うまくいった。

虫と同じ視線で。

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知識だけで優れていると思いこみ、自然とわたりあえる知恵もないのに、かしこぶっている人って多いですからね。

非科学的だと、真っ向から、相手にもせず、近視眼的に木だけをみて、森を見ない人たち。

それで、幸せなら、とやかく言えませんが。

うまくいかないときは、こんな静かな老人の哲学を思い出したいですね。

学歴はないけど、知恵と気づけるだけの感性があると、世界中から、学者たちが、学びにくるというのも、皮肉です。

特に、日本人は、知識、高学歴だと、優秀だという、競争、学歴社会のゆがんだ観点の人が多いですから、

斉藤さんのような人には、これからも、輝いていて欲しいものです。