いよいよ、今週の金曜より、放射線治療を開始する。
先週、治療計画用のCTや、MRIを撮ってきた。体には目印の×印が3ヵ所。

体幹部位定位放射線治療といって、従来より量を多く、回数は5回と少なく分けて照射する。
以前は、少量を40回ぐらいの通院に分けておこなっていたようだが、これでは、仕事が続けられない。

CT画像を見ながらピンポイントで行えるようになったおかげだ。
大学病院なので、今後の標準治療の開発の為に、少し強めに行うことにも同意した。

月曜日の定休日も利用できるので、CT撮影日も入れて、4日間だけの休業でよい。
手術の場合、2週間入院や自宅療養など、1か月ほど休業することを考えると、仕事面ではかなり良い状況だ。

一番肝心な、どこまで根治できるか、副作用は如何なものか。
簡単に言えば、手術と、放射線治療+ホルモン療法では、生存率には然程の違いはないらしい。

手術の場合、手術の際には、体の負担や、体位や薬、外科的な様々なリスク、術後の尿漏れによる生活の質の低下。
放射線の場合は、直腸出血、血尿、二次発がん等。治療終了後、数か月から数年にわたって心配される。

また、放射線治療を行えば、組織が癒着したりするので、もう手術は行えないとのこと。

放射線治療を選択して(まだ実際に治療していない段階だが)今のところよかったと思っている。

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がんが分かった時点で、上記の本を読んでみた。
公平な立場から、記述があり、それぞれのメリット
デメリットが並べてある。

但し、手術の場合、もう元には戻れない
とあったのが印象に残った。


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次に、医療記事を扱っていた記者が前立腺がん、
それも私と同じ超ハイリスクが
判明した後の選択。

ロボット支援の手術、先にありきの
現状に疑問をもち
セカンドオピニオンの結果、
放射線治療を選択。

後者が最初にくるのが、世界的標準だとか。

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最後にこの本を読んだ。

高リスク以上は、手術ですべてを取り切れない場合が多く、
再発後に、放射線治療を行うことに。

その場合、手術の跡に強い放射線は当てられないので
効果は低いとのこと。

手術を選択した場合、放射線との両方の
後遺症を受ける可能性が高い。

効果が同じであれば、
放射線治療を選択したほうが良いのではないか

というのが、素人なりの結論だ。

但し、医者から、
「これでダメなら、あとやることは
・・・ないですね」と言われると
堪える。

抗がん剤をあれこれ試す、
身体的にもつらい日々になるのかな。

なので、後悔がないよう

少し強めの放射線をあてる治験にも
賛同した。


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実際に、再発した場合の5年生存率を聞くと

ゾッとしてしまう。

痛みもなく、自覚が難しい前立腺がん、

発病や、予後をどのように受け入れ

残りの人生をどのように過ごし、

また、移動スーパーという事業の

仕舞を付けて行けばよいのか、

今では古い言い方になるが

長男の役割も果たさなければならない。